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身内を亡くされた後の四十九日までの手続きと流れについて

身内を亡くされた後の四十九日までの手続きと流れについて

2024年03月13日 12:31

身内を亡くされた後の四十九日までの手続きと流れについて


身内を突然亡くされ、深い悲しみの中にいらっしゃる皆様に向けて、葬儀やその後の手続きについて順を追ってご案内いたします。この時期は多岐にわたる手続きが必要となり、その忙しさにより、悲しみが一時的に忘れられるほどでございますが、一つ一つの手続きを落ち着いて進めていくことが大切です。また、近年では新しいお墓の形態などもございますので、これから終活をお考えの方にも参考にしていただければ幸いです。


【目次】

1.    近親者を亡くされた後に行うべき手続きとその流れ

亡くなった当日に必要な手続きについて詳しく解説いたします。

2. 葬儀に関する手続きとその流れ

葬儀を執り行うにあたり、準備すべきことや流れをご説明します。

3. 葬儀後に必要な手続きとその流れ

葬儀後に行うべき手続きについて、具体的にご案内します。

4. 葬儀後の法要に関する手続き

法要の準備や進め方について詳しく解説いたします。

5. お墓やお仏壇に関してお悩みの方へ「手元供養」のご紹介

従来のお墓やお仏壇に代わる、新しい形の供養方法をご提案します。

このように、大切な人を亡くされた後には様々な手続きが必要となりますが、それぞれのステップを丁寧に踏むことで、故人への最後のお別れを心を込めて行うことができます。ご遺族の皆様が少しでも心の負担を軽減できますよう、この情報がお役に立てればと思います。



1.   近親者を亡くされた後に行うべき手続きとその流れ

近親者を失った瞬間は、深い悲しみや衝撃で心が満たされることでしょう。しかし、そのような中でも、迅速に行動を起こさなければならないことが幾つかございます。


1.1.死亡診断書または死体検案書の作成依頼 

   故人が病院で亡くなられた場合は、病院より「死亡診断書」の発行を受けてください。自宅で亡くなられた場合、既知の疾患が原因であると明らかな場合は、かかりつけ医に診断書の作成をお願いします。一方、死因が不明な場合は警察への通報が必要となり、検死の結果、「死体検案書」が作成されます。これらの書類は、後の手続きにおいて重要となりますので、原本は大切に保管してください。


1.2. 故人の関係者への連絡 

   親族、友人、勤務先など、故人と関係の深い方々への早急な連絡が求められます。この時点でお通夜や葬儀の詳細が決定していなくとも、特に遠方にお住まいの方や、故人の近況をご存じなかった方には、速やかに情報をお伝えすることが望ましいです。


1.3. 葬儀社の選定 

   できるだけ早期に葬儀社を選定することが重要です。病院では遺体の安置が長時間にわたって可能ではないため、葬儀が行われるまでの間、遺体を自宅や葬儀場にて安置する必要があります。


1.4. 病院からの退院手続きと故人の搬送 

   病院での退院手続き、必要な支払い、そして故人のお持ち帰りの準備を行います。葬儀社が決定していれば、どの時間帯であっても対応してくれることが多いため、故人を自宅や葬儀場まで運ぶ手配を行ってくれます。


このように、大切な方を亡くされた直後には、心を落ち着けて必要な手続きを進めることが求められます。悲しみの中での行動は非常に困難ですが、これらの手続きを通じて故人に対する最後の責任を果たすことができます。



2.   葬儀に関する手続きと流れについて

大切な方を亡くされた後の葬儀に関する手続きと流れは、ご遺族にとって非常に重要なものです。こちらでは、葬儀に向けた準備の大まかな流れについて、丁寧にご説明いたします。


2.1. 葬儀の日程や内容の決定 

   まずは、お通夜及び葬儀の日程と内容を決定いたします。関係する皆様への通知が必要となりますので、速やかに決定されることをお勧めいたします。


2.2. 葬儀日程の連絡 

   決定した日程は、親族や故人の友人、勤務先など関係者に対して、適切に連絡を取る必要がございます。


2.3. 葬儀場との詳細な打ち合わせ 

   喪主や受付を担当される方、祭壇の花や遺影の選定、通夜振舞いや香典返しの内容など、葬儀に関する詳細を決めていきます。


2.4. 死亡届と埋葬火葬許可申請の提出 

   死亡を知った日から7日以内に、役所に死亡届を提出する必要があります。多くの場合、葬儀社がこの手続きを代行してくださいますが、基本的な流れとして認識しておくことが重要です。死亡届の提出と同時に「埋葬火葬許可申請」も行い、「埋葬火葬許可証」を受け取ります。この許可証がなければ、火葬や埋葬を行うことができません。


2.5. お通夜の実施 

   お通夜は故人との最後の夜を共にするための儀式であり、家族や親しい友人が集まり、故人を偲びます。飲食を共にする「通夜振舞い」を通して、参列者をもてなします。


2.6. 葬儀と火葬の実施 

   葬儀が終わり次第、故人を火葬場へ移動させ、火葬を行います。火葬後には「骨上げ」が行われ、遺骨を骨壺に納めます。この際、埋葬時に必要となる「埋葬許可証」を受け取ります。


以上の手続きを通じて、故人を心を込めて送り出す準備を進めます。このような時期には、多くの手続きが必要となりますが、故人への最後の敬意として、丁寧に進めていくことが重要です。


3. 葬儀後に必要な手続きとその流れ

葬儀が終了すると、葬儀社のサポートは一段落しますが、その後はご遺族だけで多くの手続きを進めていく必要があります。こちらでは、葬儀後に必要となる手続きと法要について、丁寧にご説明いたします。


葬儀後に行うべき手続き


・役所での手続き

   葬儀後には、区役所等で行う手続きが必要です。死亡届の提出のほか、健康保険の手続き、年金関連、雇用保険、住民票の変更など、さまざまな公的手続きがございます。


・ 公共サービス等の手続き

   故人名義の住居、公共サービス、各種契約サービスの利用停止や名義変更も行います。また、故人が勤めていた会社への手続きも必要となります。


・遺産相続と遺族年金の手続き

   故人が残された預貯金、不動産、生命保険などの遺産相続の手続きを行います。また、故人の負債についても遺族が相続することになりますので、必要に応じて放棄の手続き(3か月以内)も検討してください。


4. 葬儀後の法要


・初七日法要

   故人が亡くなってから7日目に行われる法要です。故人が無事に三途の川を渡れるようにとの思いを込めて、遺族がお祈りします。多くの場合、火葬後に初七日の法要を行うことが一般的です。


・四十九日法要

   故人が亡くなってから49日目に行う重要な法要です。この日に極楽浄土へ行けるかどうかが決まるとされ、故人の無事を祈ります。


・納骨式

   遺骨をお墓に納める儀式です。お墓がある場合は、通常、四十九日の法要時に行います。お墓がない場合は、葬儀後に墓地探しや墓石の準備などの手配が必要になります。


葬儀後の期間は、多くの手続きや法要が連続して行われるため、ご遺族にとっては心身ともに負担が大きい時期です。この情報が、その負担を少しでも軽減するための手引きとなれば幸いです。


5.お墓やお仏壇に関するご懸念に、【家墓】での手元供養をお勧めいたします

これまでに、近親者を亡くされた後から四十九日法要までの流れについてご紹介させていただきました。通夜や葬儀は、故人との最後の別れを惜しむとともに、成仏を願う大切な儀式です。しかしながら、ご遺族にとっては、参列者のおもてなしや各種手続きに多忙を極める時期でもあります。さらに、葬儀後には「限られた住空間での仏壇の設置が難しい」や「お墓が遠方にあるため定期的なお参りが困難」といったお悩みも生じがちです。


そうしたお悩みをお持ちの方々に、【家墓】をお勧めいたします。
故人を偲ぶ新しい形の供養方法であり、小さなお墓をご自宅に安置することにより、いつでも故人のそばに感じることがで、経済的にも負担が少ないというメリットがございます。


手元供養は、日々の生活の中で故人を身近に感じながら、心を込めて供養することが可能です。

どうぞこの機会に、【家墓】についてご検討いただけますと幸いです。