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手元供養についてのご紹介:実際のお客様の声に基づくメリット

2024年04月02日 11:12

一般的にお墓といいますと、代々の家族名が刻まれ、先祖様が安らかに眠られる場所というイメージをお持ちの方が多いかと思います。お彼岸やお盆などの時期には、家族が一堂に会し、お墓参りを行うのが伝統的な習わしです。

しかしながら、時代の変遷に伴い、お墓に対する考え方にも変化が見られるようになりました。少子化や核家族化、過疎化が進む中で、お墓の管理が難しくなったり、場所が遠方であることによる負担も指摘されています。また、兄弟の数が少ない家庭では、両親のためのお墓を準備すること自体が経済的な重荷となるケースもあります。

このような背景から、手元供養という新しい供養の形態が注目を集めています。お墓参りに行けない方や、お墓の費用の捻出が難しい方、お墓の維持管理に課題を感じている方など、多くの方の悩みに応えられる選択肢としてご提案します。


目次

1. 手元供養とは?

2. 手元供養が選ばれる理由について

3. 手元供養のメリットをご紹介いたします。

4. 手元供養における様々な対応可能なケースについて

5. 手元供養における「家墓」のご提案

1.手元供養とは?

手元供養についてのご説明をさせていただきます。具体的な定義については多岐にわたるため、一概には述べられませんが、故人の遺骨を日常生活の中で身近に置き、供養する行為を指します。故人の存在を身近に感じ、いつでも手を合わせることができる、心温まる供養方法です。

手元供養に用いる仏具は、墓石や骨壺などと比べてコンパクトなサイズが特徴です。ご利用になる方の状況に応じて、一人用や二人用など様々なバリエーションがございますが、現代の家庭環境に適した小さめのサイズが主流となっております。

2.手元供養が選ばれる理由について

手元供養を選ぶ理由は人それぞれですが、以下にその理由のいくつかをご紹介します。


・地元を離れて都会で生活する人が増加

かつては家族が代々同じ家に住み続けることが一般的でした。そういった家庭では、先祖の写真が大切に飾られることも多く見受けられました。

しかし、時代が変わり、仕事や生活のために故郷を離れて都会で暮らす方々が増えてきました。このような背景から、故郷が過疎化し、お墓参りに行く機会も減少してしまうという状況が生じています。


・少子化の進行

少子化が進んだ結果、子ども一人で親の面倒を見る家庭が増加しました。兄弟がいればお墓の費用も分担できますが、一人っ子の場合はすべての責任を一人で担うことになります。お墓の費用は高額になりがちで、経済的に困難を感じる方も少なくありません。


・住環境の変化

都会では、コンパクトな家やマンションが増えており、昔ながらの仏間を確保するのが難しい状況です。このような理由から、スペースを取らない手元供養が選ばれる傾向にあります。


・供養の形態の多様化

近年では、葬儀を故人を偲ぶ明るいイベントとして捉える動きも見られます。故人の好きだった音楽を流したり、墓石に個性的なメッセージを刻むなど、供養の形も多様化しています。このような風潮が広がる中で、新しい供養の形態に対する抵抗感が少なくなり、手元供養などの新しいスタイルが受け入れられやすくなっています。

3.手元供養のメリットをご紹介いたします

こちらでは、実際に手元供養を選ばれたご利用者様からいただいた貴重なお声をもとに、そのメリットを詳しくご紹介させていただきます。


・常に身近に故人様を感じられます

仏壇や位牌だけではなく、ご遺骨を自宅に置くことにより、故人様を常に身近に感じることができるという点は大きな魅力です。まるで故人が「いつも一緒に生活をしているかのような」温かさと安心感を提供してくれます。


・お墓のメンテナンスが容易です

お墓参りには、お掃除が欠かせませんが、なかなか訪れることができずに、お墓が荒れてしまうこともあるでしょう。しかし、手元供養であれば、室内に安置しておくため、日々のお手入れがしやすく、常にきれいな状態を保つことが可能です。


・経済的な負担が軽減されます

お墓を建てる際には、土地や墓石など高額な初期費用がかかりますし、その後も維持管理に費用が必要です。手元供養であれば、これらの費用が大幅に削減され、経済的な安心感を得ることができます。


・コンパクトな仏具が魅力です

現代の住環境では、大きな仏壇やお墓を設けるスペースが限られています。手元供養の仏具はそのコンパクトさが魅力で、限られたスペースでも故人を身近に感じることができます。


・スタイリッシュなデザインが特徴です

手元供養用の仏具は、見た目にもこだわり、スタイリッシュなデザインが豊富にあります。故人の好みに合わせて選ぶこともできますし、インテリアに合わせて選ぶことで、家族全員が満足する空間を作ることも可能です。


・転居が多い方にも適しています

転勤などで住まいが頻繁に変わる方でも、手元供養であれば、どこへでも一緒に連れて行くことができます。定住地がなくとも、故人と一緒にいられる安心感を持つことができます。


・準備が迅速です

特定の期日までに準備を整えたいと考えている方にとっても、手元供養用の仏具は、コンパクトなため、準備が迅速に進み、お手元に届くまでの期間も短縮されます。大きな墓石と比べて、納期が早いのは大きなメリットといえるでしょう。

4.手元供養における様々な対応可能なケースについて

手元供養の多様なメリットをご紹介させていただきましたが、こちらでは更に手元供養が対応可能な、様々なケースについてご案内いたします。以下に一例を挙げさせていただきます。


・生前からの準備が叶います

現在、「人生100年時代」と称される中で、健康で活動的なうちに「終活」を始める方が増えております。終活の一環としてお墓について考慮される方々の中には、お墓参りの手間や経済的な負担について懸念されている方が多くいらっしゃいます。ご自身やご家族、後世の方々に負担をかけたくないとお考えの方には、生前から手元供養を準備することをお勧めいたします。


・お墓の整理をお考えの方にも適しています

既にお墓をお持ちの方でも、手元供養への移行をお考えいただけます。また、現在のお墓を整理(墓じまい)することも可能です。墓じまいの際には、遺骨を取り出し、墓石を撤去し、更地に戻す一連の作業を行います。遺骨は適切に処理し、手元供養専用の骨壺への移し替えや、希望に応じて永代供養や海洋散骨など、様々な方法からお選びいただけます。


・遺族以外の方でも分骨が可能です

通常、お墓は遺族が管理されるものですが、故人と深い繋がりを持つ方々全員がお墓に関わることは難しい場合があります。大切な人を失った悲しみは、距離に関係なく共有されるべきです。手元供養なら、遺族の了解を得て遺骨を分け、どなたでも手元で供養することが可能になります。


・愛するペットとも一緒にいられます

人間のお墓にペットを同じく埋葬することは一般的には認められておりませんが、手元供養なら、大切なペットといつも一緒にいることができます。ペット専用の霊園もありますが、手元供養であれば、場所を問わずにペットとの絆を大切にすることが可能です。


・個性的なメッセージを入れることができます

従来のお墓石には、家名や先祖の名前、逝去日などが刻まれることが一般的ですが、手元供養であれば、故人への個人的なメッセージや思い出を形にすることができます。周囲の目を気にすることなく、故人との繋がりを表現できることは、手元供養の大きな魅力の一つです。

5. 手元供養における「家墓」のご提案

現代におけるお墓の状況は、管理や費用に関して様々な課題を抱えているのが現状です。これは、時代の変化に伴い、かつてのようにお墓を所有し、維持することが困難になってきているからです。また、供養の方法も多様化しており、海や山への散骨、樹木葬といった新しいスタイルが注目を集めています。


特に若い世代の方々にとって、仏壇やお墓というものが日常生活の中で身近な存在ではなくなり、知らず知らずのうちに、それらに対する距離感を感じているかもしれません。血縁関係にあるにも関わらず、故人を偲ぶ心や先祖への尊敬の念が希薄になりがちな現代において、手元供養はいつでも身近に故人を感じることができる、そして、文化や伝統を受け継いでいくうえでのしやすさを提供します。


お墓参りがなかなかできない、お墓の費用を賄うことが難しい、お墓の管理に負担を感じているといったお悩みをお持ちの方々にとって、手元供養はその解決策となり得ます。この機会に、ご自宅に設置可能な小さなお墓【家墓(かぼ)】の導入を心よりお勧めいたします。