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骨壺を自宅に置いたままでも大丈夫?湿気・カビを防ぐ保管方法と、これからの供養の選び方

骨壺を自宅に置いたままでも大丈夫?湿気・カビを防ぐ保管方法と、これからの供養の選び方

2026年11月03日 09:32

最終更新:2026年11月3日|監修:家墓 編集部

ご葬儀を終えたあと、骨壺をご自宅にお連れになり、そのまま何か月、何年と過ごされている方は少なくありません。「納骨先が決まらない」「まだ手放す気持ちになれない」「このままで問題はないのだろうか」――弊社にも、こうしたお声が数多く寄せられております。

この記事では、骨壺を自宅で保管するときに知っておきたい法律の考え方、保管中に気をつけたいこと、そしてこれからの供養の選び方を、順を追ってご案内いたします。

この記事のポイント

  • 骨壺を自宅に置いておくこと自体は、法律で禁じられておりません。禁じられているのは、墓地ではない場所にご遺骨を「埋める」ことです。

  • 長く置いたままにすると、結露によるカビ、転倒による破損、書類の紛失、引き継ぎの問題が起こりやすくなります。

  • 大切なのは「いつまで、どこで、どのように供養するか」を決めておくことです。手元で供養を続ける方法のひとつとして、小さなお墓「家墓(かぼ)」もございます。

目次

1. 自宅で骨壺を保管しても法律上の問題はない?

2. 「とりあえず」のまま時間が経つと起こりやすいこと

3. 骨壺を自宅で保管するときの5つのポイント

4. これからの供養の選び方

5. 手元で供養を続けるなら「家墓」という方法も

6. よくあるご質問

1. 自宅で骨壺を保管しても法律上の問題はない?

ご遺骨の扱いを定めているのは「墓地、埋葬等に関する法律(墓埋法)」です。その第4条第1項には、次のように書かれております。

「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない。」(墓地、埋葬等に関する法律 第4条第1項)

ここで禁じられているのは、墓地ではない場所にご遺骨を埋めること(埋蔵)です。骨壺を室内に安置しておくことは埋蔵には当たらないと解されており、自宅での保管に期限や届出の定めもございません。

ただし、ご自宅の庭や植木鉢にご遺骨を埋めることは、この条文に反します。「家の中に置く」ことと「家の敷地に埋める」ことは扱いが異なりますので、ご注意くださいませ。

火葬のときに受け取った書類は大切に

火葬が終わると、火葬場の管理者が火葬許可証に必要な事項を書き入れて、火葬を依頼した方へ返すことになっております(墓埋法 第16条第2項)。この書類は「埋葬許可証」とも呼ばれ、のちにお墓や納骨堂へ納めるときに提出を求められます(墓埋法 第14条第1項)。骨壺の箱に一緒に入っていることが多いため、骨壺とあわせて保管されることをおすすめいたします。

2. 「とりあえず」のまま時間が経つと起こりやすいこと

法律上は問題がなくても、行き先を決めないまま年月が過ぎると、次のようなことが起こりがちです。

  • カビ:陶器の骨壺はふたがぴったり閉まらないものも多く、室内の温度差で内側に水滴がつくと、ご遺骨にカビが生えることがございます。

  • 破損:棚の上や床に置いたままだと、地震やお掃除のときに倒れて割れてしまうおそれがございます。

  • 書類の紛失:火葬許可証(埋葬許可証)が見当たらなくなると、納骨の際に再発行の手続きが必要になります。

  • 引き継ぎ:保管していた方が入院されたり亡くなられたりしたとき、残されたご家族がどう扱えばよいか分からず困ってしまうことがございます。

いずれも、ご遺骨を大切にしていないから起こるのではなく、「置き場所」と「この先の行き先」が決まっていないことが原因です。

3. 骨壺を自宅で保管するときの5つのポイント

しばらくご自宅で保管される場合は、次の点を意識していただくと安心です。

  1. 置き場所を選ぶ:日差しの強い窓辺、キッチンや浴室の近く、湿気のこもる押し入れの奥は避け、風通しのよいお部屋の安定した家具の上に安置してくださいませ。

  2. 温度差を小さくする:エアコンの風が直接当たる場所や、冬に冷え込みやすい北側のお部屋は結露が起きやすくなります。

  3. ふたの開け閉めを控える:ふたを開けるたびに湿気が入りやすくなります。閉めるときはしっかりと閉じ、ふたの合わせ目をテープで留めておく方法もございます。

  4. 転倒を防ぐ:床置きや高い棚は避け、滑り止めシートなどで固定いたします。

  5. 書類と置き場所を共有する:火葬許可証(埋葬許可証)を骨壺と一緒に保管し、ご家族にも置き場所をお伝えしておきます。

骨壺の中に水滴やカビのようなものを見つけた場合は、ご自身で洗ったり処分したりせず、専門の業者や弊社にご相談くださいませ。

4. これからの供養の選び方

自宅で保管を続けるか、どこかへ納めるか。主な選択肢は次のとおりです。ひとつに絞る必要はなく、一部を手元に残し、残りを納骨・永代供養・散骨にするという組み合わせもできます。

  • このまま自宅で保管する:費用はかかりませんが、湿気・転倒への備えと、将来の行き先を決めておくことが必要です。

  • 自宅用の小さなお墓に納める:小さな骨壺を石のお墓に納め、ご自宅で手を合わせられます(家墓は67,800円〜・税込)。

  • 一般墓:平均購入価格は152.0万円です(※)。

  • 納骨堂:平均購入価格は81.5万円です(※)。

  • 樹木葬:平均購入価格は71.7万円です(※)。

  • 永代供養:お寺などがご遺骨をお預かりし、供養を続けます。弊社提携先では1柱48,000円(税込)で承っております。

  • 海洋散骨:粉骨したご遺骨を海へまく方法です。一部を手元に残される方も多くいらっしゃいます。

※出典:生命保険文化センター「お墓の購入費用はどのくらい?」(鎌倉新書「第17回お墓の消費者全国実態調査」2026年)。地域や区画によって大きく異なります。

なお、今あるお墓からご遺骨を取り出して移す場合は、改葬許可の手続きが必要になることがございます。扱いは自治体によって異なりますので、今のお墓がある市区町村の窓口にご確認くださいませ。

5. 手元で供養を続けるなら「家墓」という方法も

「まだ遠くへ納める気持ちになれない」「毎日そばで手を合わせたい」――そうしたお気持ちを大切にしながら、置いたままの状態から一歩進む方法として、弊社では家に置ける小さなお墓「家墓(かぼ)」をご提案しております。

  • 石で骨壺を守る:天然の御影石で骨壺を覆うため、むき出しのまま置くより転倒や破損の心配が少なくなります。

  • お墓として手を合わせられる:正面にお名前やお好きな言葉、家紋を彫刻・塗装いたします。仏壇のないお部屋にもなじむ大きさです。

  • その後のことも相談できる:永代供養、分骨証明書・埋葬証明書の取得、墓じまい、海洋散骨、僧侶のご紹介まで、ひとつの窓口でご相談いただけます。

今お使いの骨壺は入りますか?

家墓に納められるのは2.0〜2.5寸(幅 約75mm×高さ 約90mmまで)の小さな骨壺です。火葬場でお骨上げした骨壺はこれより大きいことがほとんどのため、ご遺骨の一部を小さな骨壺に移して家墓に納め、残りは永代供養・納骨・海洋散骨のいずれかで納める形が一般的です。どこまで分けるかも含めて、ご家族のお気持ちに沿ってご提案いたします。

家墓の費用(税込)

  • 家墓 おひとりさま用(幅16×奥行16×高さ18cm、正面の彫刻・塗装込み):67,800円

  • 家墓 おふたりさま用(幅26×奥行16×高さ18cm、正面の彫刻・塗装込み):97,800円

  • おひとりさま用+永代供養セット:118,000円

  • おふたりさま用+永代供養1柱/2柱セット:148,000円/198,000円

  • 分骨証明書・埋葬証明書・安置証明写真:各5,500円

  • 送料(梱包込み):2,200円

年間管理費はかかりません。お届けはデザイン確定から約3〜4週間(在庫がない場合は約2か月)です。詳しくは家墓 販売ページをご覧くださいませ。

6. よくあるご質問

Q. 自宅に置いておける期間に決まりはございますか?

A. 法律で定められた期限はございません。ただ、年月が経つほど湿気や引き継ぎの問題が起こりやすくなるため、おおよその目安を決めておかれることをおすすめいたします。

Q. 自宅で保管するのに、届出は必要ですか?

A. 骨壺をご自宅で保管するだけであれば届出は不要です。火葬許可証(埋葬許可証)は、のちの納骨で必要になりますので大切に保管してくださいませ。

Q. 庭に埋めてお墓の代わりにできますか?

A. 墓地以外の場所にご遺骨を埋めることは、墓地、埋葬等に関する法律 第4条で禁じられております。ご自宅で供養される場合は、室内に安置する形にしてくださいませ。

Q. 宗教や宗派に決まりはございますか?

A. 家墓は宗教・宗派を問わずお使いいただけます。ご希望があれば僧侶のご紹介もいたします。

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参考資料

この記事の監修・運営

家に置ける小さなお墓「家墓~かぼ~」は、天然の御影石を使い、提携工房の職人が一つひとつ彫刻・塗装した自宅用のお墓を全国にお届けしております。家墓の販売だけでなく、墓じまい、分骨証明書・埋葬証明書の取得、永代供養、海洋散骨、僧侶のご紹介まで、ご遺骨にまつわるご相談をひとつの窓口で承っております。

所在地:東京都江戸川区北篠崎2-4-31/電話:03-6823-4638(10:00〜18:00、日・祝休み)